株式会社ディー・ジー・アイが目指すサステイナビリティ

 株式会社ディー・ジー・アイは、2022年にSBTiから「カーボン・ニュートラル宣言企業」としての認定を受けました。

 「2040年までに気候変動への影響を実質ゼロにする」という目標としては最も野心的な期間での宣言をしました。

 2023年7月現在、このネットゼロ目標が認められた日本企業は200万社ほどある日本企業の17社のみです。※60社がネットゼロ目標とすることを宣言しています。

 この目標を達成するために、私たちは自社で排出するCO2を削減し、先端的なCO2除去プロジェクトを支援しています。

 気候変動対策は、私たちが生きる時代の最重要課題であり、国際的な目標では2050年には先進国の、2060年には途上国を含むすべての国と自治体と会社がカーボンニュートラルとなります。

 株式会社ディー・ジー・アイでは、世界の気候と環境に対する脅威である温暖化ガスの排出削減のためには大胆なリーダーシップと社会的な仕組みの構築が重要であると認識しています。

 温暖化ガスの排出量の削減は、地球だけではなく、企業の長期的な持続可能性のためにも必要不可欠な活動です。

環境に対する負荷を減らす取り組み

 私たちの事業におけるCO2排出は、主としてお取引先との事業取引において生じるものが大きな比重を占めます。これら事業活動が及ぼすネガティブな影響を最小限に抑えることを宣言します。

 またわたしたち自身の活動 ― 出張やオフィス内でのエネルギー消費など ― においても気候や環境へ悪影響を与えているものがあることを認識し、これらを徐々に軽減してまいります。

わたしたちのプログラムが焦点をあてる3つの優先事項:

1 フットプリント測定

株式会社ディー・ジー・アイは第三者機関であるBSIグループジャパン株式会社(BSI)による検証をうけ、環境コンサルタント分野において国内初となる、カーボンニュートラリティに関する検証意見書を取得しました。

スコープ1およびスコープ2における間接的なGHG排出についての正確性が認められ、カーボンニュートラルに関するデータと情報が公正に表現されていることが実証されました。

カーボンニュートラル検証概要
実施プロセス:ISO 14068-1:2023及びその原則に基づき検証
報告期間:2023年1月1日から2023年12月31日まで

2 フットプリントを減らす

 私たちの事業活動や、多様な取引形態に含まれる他の企業の事業活動が気候に与える影響を低減するために、私たちは排出の全範囲を網羅する目標を設定しています。

 株式会社ディー・ジー・アイは、SBTi(Science Based Targets)により排出量削減目標が、パリ協定の目標達成に必要な水準と一致するとして承認されています。事業活動から排出される温室効果ガス(スコープ1および2)の目標は、パリ協定の最も野心的な目標である1.5℃までの温暖化抑制に必要な削減量と整合しています。

3 フットプリント残量の更なる軽減

 私たちは、年間のカーボンフットプリントと同量のカーボンクレジットをボランタリーカーボンマーケットで購入し、リタイアメントしています。2040年までに気候への影響を正味ゼロにするという誓約を達成するために、自然由来および工学的ソリューションを含む100%CO2除去のカーボンクレジットに移行します。

炭素除去技術の開発に取り組む新進気鋭のプロジェクト支援

 まだ除去できていない排出量を相殺するため、株式会社ディー・ジー・アイは、大手プロジェクト開発会社や世界的な気候ソリューションプロバイダーと共同でカーボンオフセット・ポートフォリオへの支援を続けています。これらのプロジェクトを合わせると、さらにCO2換算ベースで50tを追加で相殺し、2022年のカーボンマイナス体制を確定させることができます。すべてのプロジェクトは、当社のオフセット品質基準を満たし、独立組織によって検証され、追加的かつ恒久的で、他の目的に使用されず、漏れがなく、地域社会にプラスの影響を与えることが実証されています。

支援プロジェクト

カティンガン泥炭地再生・保全プロジェクト

カリマンタンとして知られるインドネシアのボルネオ島には、約570万ヘクタールの泥炭地が存在しています。中央カリマンタン州のカティガンとコタワリンギン・ティムール地区にはボルネオオランウータンやテングザルなど、世界で最も絶滅の危機に瀕している種を含む、保護価値の高い多くの種の個体群が生息しており、生物多様性に富んでいます。しかし、カリマンタン泥炭地における工業プランテーションの拡大だけで、2020年までにはインドネシアの総GHG排出量の18~22%に寄与すると推定されています。

カティンガン泥炭地再生・保全プロジェクトは、世界最大の森林ベースの排出削減プロジェクトであり、149,800ヘクタールの泥炭地の生態系を保護・回復、地元の人々に持続可能な収入源を提供、地球規模の気候変動に取り組むことを目的としています。

このプロジェクトはインドネシアのPT.Rimba Makmur Utamaによって運営され、すべての利益が現実的かつ長期的なものです。この地域に存在する35の村と連携し、コミュニティーの持続可能な発展に取り組み、また、残存する泥炭湿地林を保全することで、今後60年にわたって前向きな変化をもたらします。このプロジェクトはインドネシアが今後数年間で排出削減の約束を果たす上で重要な役割を担っています。 このプロジェクト詳細についてはウェブサイト「https://katinganmentaya.com」をご覧ください。

承認機関:Verra (VCS)

所在地:インドネシア

プロジェクト情報: https://registry.verra.org/app/projectDetail/VCS/1477

SDGs 支援項目: 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

大通河朱岔峡水力発電所

プロジェクト概要

大通河の水力資源を活用し、水力発電所を建設し地域の 電力網に供給する、ゼロエミッション発電を行うプロジェクトです。
水力発電所は、コンクリート製重式ダム、放流水門、水路、発電所 およびスイッチステーションから構成されています。

認証機関:Verra (VCS)

オフセット総量:23トンCo2e

所在地:Datong River, China

プロジェクト情報:https://registry.verra.org/app/projectDetail/VCS/817

リタイアメント情報:リタイアメント証明はこちら

SDGs 支援項目:

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8 働きがいも経済成長も 13 気候変動に具体的な対策を