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環境マーケットレポート
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最新レポート

Voluntary Carbon Market Outlook

Carbon credit issuance and retirements fall after December spike


    What you need to know

  1. Carbon Credit Issuance, Retirements Prices start 2023 on a week note
  2. The nature-based premium is eroded, but only for standardized products
  3. A Guardian article about the validity of REDD+ projects sparks debate
  4. Core Carbon Principle (CCP) publication now expected in March
  5. The UK's net zero review provides encouragement for carbon removals 

週後半にEUA乱高下するも一定の値幅で変動。UKAは堅調。

リパワーEUによる資金調達が引き続き注目の的。市場展望:横ばいから弱含み。


  • EUAの終値は68.66ユーロ。前週比4%増。7.11ユーロ幅で取り引き(前週は7.85ユーロ幅)。
  • EUAの値動きは概ね不安定。押し目買いが下支えするも、反発で売り意欲高まる。70ユーロを押し通す試みにより、週後半に顕著な値上がりはあったものの、勢いは持続せず。

排出枠市場鎮静化するも一定の値幅で変動

ENVI委員会による発表が市場を支配する見通し。市場展望:横ばいから弱含み


  • EUAの終値は66.13ユーロ。概ね前週比横ばい。7.85ユーロ幅で取り引き(前週は8.45ユーロ幅)。
  • 景気後退の懸念から弱含みで展開したものの、ENVI委員会が今後3年、オークションの前倒しを支持することが報じられたため、EUAは増加。しかし、その勢いは持続せず、売買激しい中で価格は変動。

市場に圧力でUKAがEUAを上回る。
この記事に関するコメント
Shishir Chyさん, ゼルス 太郎さん

MSRからの販売にともなうリスクと世界同時不況の懸念が市場を支配。市場展望:弱含み


  • EUAの終値は66.00ユーロ。前週比約9.9減。8.45ユーロ幅で取り引き(前週は8.20ユーロ幅)。
  • 週を通して巻き返しの動きが展開し、産業購買は一部で盛んだったものの、下押し圧力が市場を支配。マクロ・地政学的要素とMSRからの販売を巡る懸念が圧力となり、弱含みの週となった。

取引低調ながらもEUA増。UKAに大きな逆風。
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Shishir Chyさん, ゼルス 太郎さん

MSRとマクロ的問題が価格を抑制。市場展望:横ばい


  • EUAの終値は73.26ユーロ。前週比11%増。8.20ユーロ幅で取り引き(前週は11.94ユーロ幅)。
  • 一連の買い戻しにより、一時的に大きく反発し、その後、価格は乱高下。ティメルマンスが EUAの上限価格規制の可能性を否定したことから、週半ばに若干上向いたものの、高値で売り意欲が高まり、利幅が減少。

炭素排出枠、売り圧力に押され気味

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Shishir Chyさん, ゼルス 太郎さん

工業生産減少、MSRによる販売に懸念。市場展望:弱含み


  • EUAの終値は66.19ユーロ。前週比15%減。11.94ユーロ幅で取り引き(前週は13.05ユーロ幅)。
  • EUAが急落。反発を試みるに直ぐに終了。値動きが激しい中、週半ばに安定操作するも、その効果は持続せず。下落反転の努力の甲斐なく、価格は引き続き減少。

EUA下落、UKAはかろうじて堅調

NS(Nord Stream:ノルドストリーム)の停止リスクが工業生産に影響。Redshaw社の見通し:弱含み


  • EUAの終値は77.91ユーロ。前週比14%減。13.05ユーロ幅で取引(前週は11.49ユーロ幅)。
  • 週初日に急落したEUAが8月中旬の増加分を相殺。週半ばの取引による下支えはあったものの、その効果は長続きせず、終値は再び下落した。

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 8月 Part3 ~

再生可能エネルギー:再生可能エネルギー目標に向けた国の進捗を評価する

多くの気候科学者によると、パリ協定の公約を守り、地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、気候目標の実現が不可欠であるという。
これらの排出量削減目標を達成するために不可欠なのは、化石燃料からの脱却と再生可能エネルギー技術の拡大だ。


炭素価格高騰で3桁水準に

ロシアによるガス供給の削減と工業生産の低下。Redshaw社の見通し:横ばいから強含み


  • EUAの終値は98.43ユーロで、前週比10.5%増。取引幅は8.35ユーロに拡大(前週は5.60ユーロ)
  • オークションの供給不足とガス市場逼迫の継続により、EUAが引き続き上昇。この勢いが持続し、金曜の取引終了前に高値を更新(99.22ユーロ)

ボランタリー炭素市場 アウトルック ~ 8月 Part2 ~

VCM(Voluntary Carbon Market:ボランタリー炭素市場)におけるガバナンス、目標設定、品質評価の始まり

最近、VCMは炭素クレジットの発行、リタイアメント、価格水準、市場参加者、そして市場全般に関する関心を背景に活況を呈している。それに伴い、VCMのバリューチェーンも成長や進化をしてきた。マーケットの増え続ける需要により、市場参加者が新たに増加している。


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