カーボンニュートラリティの国際認証、「ISO 14068-1:2023(気候変動マネジメント-ネットゼロへの移行-第1部:カーボンニュートラリティ)」が、発行されました。
カーボンニュートラリティとは、温室効果ガス(GHGといいます)の排出量と吸収、または除去量が、差し引きゼロ以下になる状態、つまり大気中のGHGを増加させないことをいいます。
ISO 14068-1:2023 は、国際的な認証規格で、認証された取組みが、真実であり、公正で、科学的にも有効であるということを証明します。
この規格では、直接的、及び間接的なGHG排出量を削減し、GHG除去を強化するための行動が優先され、その行動の後に残るGHG量に対してのみオフセットを適用することができます。
曖昧なカーボンニュートラルを排除することはこれからの重要な課題です。グリーンウォッシュ、根拠が提示できない排出量表示、不完全なスコープなど、カーボンニュートラリティを目指す組織が実際に達成しているのか、情報の透明性やその基準は曖昧になりがちなのが実状です。ISO 14681-1:2023 の取得は以下のようなベネフィットをもたらします。
① 社内外での信頼獲得
② 企業価値の向上
③ 自社のサービス、商品価値の向上
④ 科学的根拠に基づいた野心的な温室効果ガスの削減戦略の促進
⑤ 他社との差別化
達成要件は?
① カーボンニュートラリティ宣言をおこなう組織または製品・サービス、イベント等の温室効果ガス(GHG)排出量を計測して削減計画を立て、削減します。
② 削減できない排出量について、5年以内に発行された、ISOの要件に合致したカーボンクレジットによりオフセットを実施します。
カーボンニュートラリティ認証の取得を株式会社ディー・ジー・アイが支援致します。
必要な申請書の作成のみならず、カーボンニュートラリティの適用範囲の検討計画から取得の効果検討、必要となるCO₂排出量の算定、排出削減計画の作成・実施の支援、カーボンクレジットの調達、オフセットまでトータルでサポートいたします。
ISOとは、スイスのジュネーブにある国際標準化機構という非営利法人の名称ですが、国際規格「ISO」の意味でもあります。ISOが定めた国際規格を「ISO規格」と呼びます。ISO規格には「製品」を対象とした規格と「マネージメント」を対象とした規格があります。ISO規格=世界基準であるといえます。